究極の手仕事(Non)

2012・1・30

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kazさんの知り合いの「海・山ネット」を立ち上げた方は「手仕事で経済復興」を目指し、がんばっておられる。現代はもう身の回りのあらゆるものが、工場や他人様の手でつくられたもので、自分自身の手で作り出したものなど生活の中でほとんど見られなくなっている。だから、手仕事がお金につながる・・・という考えは私の中にはなかった。もっとも

生来の不器用で、編み物を始めてもすぐ肩がこるというのだからいたしかたない。

 そんな私が近所の方に誘われて「国際キルトフェスティバル」に出かけた。以前にもどこかのギャラリーで見たことがあったが、ほお・・・・と感心するだけで、私とは関係のない世界だと決め付けていた。

今年のキルト展のテーマは「キルトでつなぐ心の絆」~東日本震災からの復興・再生を願って~だった。東京ドームの会場いっぱいに素晴らしい作品が展示されていた。タペストリーはまるで一枚の絵画を見ているようで色彩、デザイン、質感・・・など考え抜かれた芸術作品だ。一つ一つの作品のテーマも「絆」「未来」「希望」「生きる」・・・などなど地球や人類の未来を思う作品が多い。この作品を仕上げるのに8年かかったというものもあって驚いた。

国内外から送られてきた1万個以上のブロックをつなぎ合わせたパートナーシップキルト、東北の方々が仮設住宅の一隅に集まって仕上げられた作品もあった。

この展示を見て私の一番の収穫は、だれかの作品の解説にあった「針を持ち、作品に向かう時の幸せ感・・・充実感・・・」という言葉だった。ひとつの作品に向かう、とほうもない8年の歳月の中で、その人がこの一針、一針に込めた思いがここにつまっているのだという実感が持てた。そうした平凡な日常が存在する幸せ・・・・キルトのルーツは長い冬を過ごす婦人たちの手仕事だ。その手仕事が生み出す生きていることの幸せ感、いや、針仕事だけでなく、すべてが手仕事だった時代が長かったのだ。人の手が生み出すものの心の価値を再認識して会場をあとにした。

そうそう、キルト初挑戦、バッグを作ろうとキットを買ってきた。うちに帰って解説書を読むと、3枚の布からそれぞれ60枚、計180枚の小布を切り、それらを3枚ずつ合わせたピースを60組作る!と書いてあった。きゃあ・・・・やる前にもう、肩がこってきた。いえいえ、そんなことを言っていてはいけない。がんばろう!!

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「海山ネットの新聞バッグ」(kaz)

2012・1・26

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海山ネットの看板商品 新聞バッグを早速手に入れた。大中小の3つセッ
トで1,000円。500円が被災者支援金となり、あとの500円が諸経費だそう
だ。

英字新聞と日本語新聞の2パターンがあるらしいがやはり見た目の良さは
英字新聞。このバッグ、形がとてもスッキリしていて持ち手は思いのほか
ガッチリできている。ちょっとカッコいいトートバッグ。

さて、用途は何に。アイディア次第ではあるが、山の手日誌に紹介
されていたように冷蔵庫保存には向かない根菜類の保存(運んではダメ)
に向いている。それから紙や紐の整理に良さそう。

もちろん重いものや湿気のあるものを入れてはダメ。

この新聞バッグの作り方は四国の四万十川沿いの女性が発案し、特許を
とっているものだ。これを被災者が作ることになり、ささやかでも経済復
興のきっかけとなっている。この新聞バッグにまつわるエピソードがたく
さんあるようだ。とりあえず、その一コマが書かれているページを紹介す
る。

http://whatdoyouwannado.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-bc17.html

「ブログ 山の手日誌 紹介」(kaz)

2012・1・22

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東日本大震災後の復旧復興が全然進んでいない。国や県の復興支援の方
策が決まらないため個人の身の振り方も決められない状況が続いてい
る・・・」

「震災のため失業した人たちが受給している失業手当の期限がそろそろ
終わりの時期を迎えようとしている。自営業の人はもともと失業手当すら
手に入っていない。自営業者が事業を再開するためには二重ローンの覚悟
がいる。そして、原発を抱えていた福島の人たちは帰る目途すらたってい
ない・・・」

甚大な被害をこうむった被災者のこのような生活を私はテレビや新聞で見
たり読んだりするだけ。東京に住む知人からの年賀状には「昨年は岩手県
沿岸部のガレキ処理のボランティアに行きました。今年もまた行きま
す。」と書いてあったのに。

もう一人の知人、Sさんからの年賀状には「被災者支援の活動を始めまし
た」という内容が。Sさんは10年前、ご一家で関東圏から私と同じ大崎
市の我が家よりももっと山沿いの中山間地に移住された方。5年ほど前に大
崎市主催のシンポジウムでSさんが移住体験を話されたことがキッカケで
知り合った。偶然Sさんと私は事業所は別でも同じ会社に勤めていたとい
うことがわかりびっくり。

大崎市の中でも特に自然の豊かな地域を選び移住されたSさんご夫妻。地
元の道の駅にSさんは趣味の園芸を活かしお花を、システムエンジニア
だったSさんのご主人は毎朝つきたてのお餅を出荷するという暮らし。S
さんは地元の人以上に地域のことを考え行動してくれるので今では地域に
無くてはならない存在になっている。年齢は推定70歳、気さくで車を駆っ
てどこへでも飛んでいく行動派。

Sさんは震災前から花苗を育てる仕事をひきこもりの方に手伝ってもらっ
たりするなど「自分と回りの人たちとのつながり」を大切にする方。そんな
Sさんが道の駅にお花とお餅を毎日出荷するという仕事をこなしながら「被
災者に仕事をしてもらい少しでも経済復興に役立ちたい」と海山ネットを3
人の仲間と立ち上げたのだ。

支援活動は、東京、四国、福岡、イタリアとSさんの知り合いを中心にひ
ろがりつつある。その様子をSさんが「山の手日誌」というブログで紹介
している。

福岡出身のSさんが東北のために頑張ってくれている。是非みなさんもS
さんのブログを読んでみてください。私はコメントを書いています。

http://omochi.uminote-yamanote.net/

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「東京物語」(Non)

2012・1・19

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一昨日久しぶりに夫と観劇に出かけた。日本橋三越にある劇場で初春新派公演の「東京物語」だ。山田洋次さんが監督生活50周年を迎える記念作品として演出を担当され、水谷八重子さん、波乃九里子さん、安井昌二さんなどが出演される。

パンフレットに書かれた「なにげない喜び、なにげない幸せ・・・・」という言葉が、なんか気にいった。人生も終盤近くまでくると、こういうことが身をもってわかるようになってくる。

この作品は1953年に小津安二郎さんが映画にされた作品をもとに作られている。時代は昭和28年夏・・・

故郷尾道から老夫婦が東京に住む子供たちの家を訪ねてやってくる。しかし、それぞれの生活で精一杯のため、歓迎されず、東京見物に付き合ってくれたのは、戦死した次男の未亡人だけだった。三日目になると、忙しいからと両親を熱海の温泉にやってしまう。そこでもくつろげなかった老夫婦は予定より早く東京に戻り、父親は昔の友と酔いつぶれ、息子たちの愚痴をこぼし、母親は次男の未亡人の家で楽しい一晩を過ごす。もう尾道に帰ろう・・・としていたとき、母親が倒れて急死・・・。

戦後日本の変わり行く家族の関係を描き出した作品だという。半世紀以上前にすでにこのような家族の問題が描かれていたのかと、驚いたがここに描かれたことは、この50年でますます明確になり、核家族はさらにすすんで孤立無縁社会へとつきすすんでいる。

舞台のBGMにテネシーワルツが流れてきた。まだ小学生だった私にも聞き覚えのある曲だ。なぜかしら、はっきり覚えているあの時代・・・。

舞台で再現されている時代に生きていた子供の自分が今、老夫婦の身分になって劇中の老夫婦の心境に共感しながら懐かしい気分を味わっている。

「あの劇の本当の味わいは、我々の年にならないと、理解できないよね・・・」と話しながら、これまた久しぶりに、新しいビルもできて、少し変わった日本橋界隈を散歩した。

「季節のしつらい」(kaz)

2012・1・13

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家に来る中年男性のクリーニング屋さんから去年の暮に「この家に来ると
色々飾ってあるから見るのが楽しみで・・・」と言われました。あの時は
クリスマスシーズンだったのでリースやキャンドル、木彫りのサンタさん
などを玄関に飾っていた頃です。

季節を先取りをしたものを身の回りに飾り生活を楽しくするのが私はとて
も好きです。家族は普段何を飾ってもあまり反応がないし、お客さんも口
に出す人はほとんどいません。でも、楽しみにしてくれている人がいたん
だと思うすんごく嬉しかった。

さて、今日のしつらいは・・・。玄関から入ってすぐ目が行く壁には、色
紙「春入千林処々鶯」。やはり書があると空間が締まります。茶室のメイ
ンがお軸というのもうなずけます。

家を建てた時、玄関ホールのつきあたりの壁に大きな額を作りつけてもら
いました。年の初めは松竹梅、鶴、亀などをモダンに染め抜いた大きなの
れんをタピストリー風に掛けます。

下駄箱の上にはまだお正月気分のおめでたそうなものを飾っています。骨
董屋で買った朱のお膳にのせて、一つは娘が小さい時に作った折り紙と老
人ホームでいただいたヒョウタンを。もう一つのお膳には私が娘時代に
買った大分の民芸品、入れ子の箱を。高価なものではないのですが思い出
のある品々です。

台所の壁にはNonさんのお友達アコママさんの写真を飾らせていただいてい
ますよ。

「それからTさんの家だね。あそこは絵とか時々変えるんだよ。」クリー
ニング屋さんのこの一言は一層私にやる気をもたらせてくれました!!

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「ショパン・ノクターン20番 その2」(Non)

2012・1・10

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そしてついに発表会の日がやってきた。最後の速いパッセージをどうするか・・・自分が出来る最速で弾くと失敗する確立は高い。ちょっと余裕を持ってゆっくりにすると成功率は高いけど・・・。どうしよう・・・

去年もそうだったけれど、舞台で弾くと緊張して指が震えてしまう。それに今日は親友たちが大きなシクラメンを持って聴きに来てくれることになっている。なおさら緊張するだろう。そんなことを考えて迷っていると、誰かがいつか言っていた言葉を思い出した。

「守りの姿勢はだめ、緊張するときこそ、前向きに攻めの姿勢に転じるべし。」そうだ・・・失敗してもいいじゃない。練習してできるようになったことすべてを出し切ること。

心は決まった。

はじめの出だしの音の強さに注意、メロディーを浮き立たせるけれど、どこまでもやさしい音で、降りてくるところは慎重にだんだん弱く、2部のパートはPPの音で、しかしリズムの緩急を明確に、2部のラストは速くリズミカルに、でも左手をはずさないように、そして3部は静かに入ってクライマックスへ盛り上げる、そして最後まで左手は歌い続ける。

早めにホールについて少しだけ練習させてもらうことになっていた。ピアノはいつものスタインウェイのD274フルコンサートピアノ。年に一回の対面だけれど、「今年もよろしくね!」とピカピカに磨かれた黒いボディに呼びかける。

「弘法は筆を選ばないそうだけれど、私たちはピアノを選ぶのよね。」と仲間と笑う。

練習時間は一人3分!全部弾いていたら途中で終わってしまう。でも、私たちは一番のりだったので、1回ずつ弾けることになった。自分のピアノと先生のピアノとは顔なじみになり、どのくらいの強さで弾いたらどのくらいの音が出るかわかってきたけれど・・・Cimg4293_2

少し感触が違った。トリル、そして高音のフォルテ、感触が違う・・・練習でちょっと不安になってきた。このホールには2台のコンサートピアノがあるそうだけれど、今年は去年と違う新しいピアノだと先生が話しておられたのを思い出した。とにかく最後まで弾き終えたら、後の人たちがもうずらっと並んで待っておられた。

 開演時刻までにお食事をすませ、みんなで「早く終わりたいね。」とおしゃべり。

いよいよ開演。前半は、子供たちや子供とお母さんの連弾が続く。曲が短いのであっという間に時間が過ぎる。親友たちがもう来てくれていた。休憩後3番目だ。名前が紹介された。どきどき・・・

 ピアノの前にすわった。出だしの音、最もたくさん弾いた部分だ。1回目は少し強く、重厚な感じに、2回目は静かに・・・と差を明確にするように言われたのに、その差があまり出せない。歌い始める。うん、優しいいい音が出た。マリアの音。苦手な2回目のトリルもうまくいった。下降音を間違えないように!・・・大丈夫。中間部のppの部分・・・もうちょっと小さな音じゃないと・・・。と思うと指が震えてきた。いけない!攻めの姿勢!

左手が早いワルツの部分もなんとかミスタッチなしでいけた。第3部の出だしはまた静かに、優しく・・・。はじめの下降音もOK.。さあこの曲が一番盛り上がるところ、ここは感情を入れてcon forza   appassionato 熱情的に!というところだ。大好きなところ。よし、大丈夫、さあ、最後の超スピードのところだ。練習では降りてくる時、ちょっと躓いてしまっていた。えい!間違ってもいいと思って早く入った。ああ・・・なんとか無事戻ってこられた。と思ったら一瞬真っ白になってしまった。0,5秒の空白のあと、我に返りコーダの部分に入れた。そして最後の低音と高音に静かに別れていくところ。最後の音はppなのにちょっと強くなってしまった。ああ、でもなんとか弾き終えることができた。

ミスタッチは中間部の一箇所、いつもほとんど間違えない右手和音の部分だけ。私としては上出来だ。肩の荷がおりた・・・の実感。

 会場に戻ってくると全然知らないご夫婦の方が「とてもよかったですよ・・・感動しました。」と言ってくださった。「ありがとうございます・・・」とてもうれしかった。私のピアノに感動したなんて言ってもらったのは、初めてだ。友達も「よかったよ・・・」と言ってくれた。応援してもらい、力をもらっていたのかも。ほんとうにありがとう。

 今まで弾いた曲の中で、一番たくさん練習した曲かもしれない。でも、もっともっとうまくなりたい曲でもある。精進、精進!

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「ショパン・ノクターン20番 その1」(Non)

2012・1・8

Mizube

(ピアノ奮戦記)

今回はやっとショパンの「ノクターン20番」を発表会で弾かせてもらえることになった。

この曲は2002年「戦場のピアニスト」のCMでよくテレビから聞こえてきた。「なんだか昔、どこかで聴いたような曲だなあ・・・きれい・・・」自分で弾けるとは思っていなかったけれど、とにかく楽譜を買いに行った。

初めて聴いたCDはウラジミール・アシュケナージのだった。わあ・・・なんてきれい・・・

メロディーの陰で規則正しく流れていく伴奏が、それ自体でまた一つの美しいメロディーを作っていた。しかし、第3部にものすごく速いパッセージがあって、これは超人技としか思えない。何度か聴いているうち、とにかく弾ける部分だけでも挑戦してみたくなって始めた。半年ほどしてやっと自分なりにいいかなあ・・・と思えるようになった。

 去年、この曲はもう誰かが弾くことになっていたので、ノクターンのもう一つの遺作、21番を練習した。これも美しい曲だけれど、曲の構成はなんと言っても20番のほうが優れていて魅力的だ。結局21番はやめて、バッハの曲を選んだ。

今年は、先生に「やってみる?」と言われ、3月の時点でこの曲に決めた。

でも、始めて見たら、私が最初に覚えた全音のピアノ・ピースの楽譜とやはり全音のノクターン集の楽譜は少し違っていた。それに自分が譜読みを間違えていた箇所もあって、指が覚えてしまっていたので、直すのがとてもたいへんだった。

みんなはどんなふうに弾いているんだろう。You Tubeやピアノ曲を公開しているサイトで、たくさん聴いた。ショパンがお姉さんにピアノ協奏曲を弾く為の練習曲として作ったこの曲は1部、2部、3部と変化があり曲としてもまとまっていて、メロディーもきれいなので、初心者から一流のピアニストまで実にたくさんの演奏がUPされていた。フジコさん、ブーニン、シュピルマン、アラウ、メナヘム・プレスラー、バレンボイム、中村紘子、高木早苗、小林愛実、・・・・

3分30秒前後で速く弾いている人もいれば、5分以上で実にゆったり弾いている人もいる。でも、それぞれその人の解釈で、違いながらも魅力的な演奏だ。Cimg4102_2

この曲の冒頭にある「Lento con gran espressione」というのは、ゆっくりと表情豊かにという意味だ。はじめのメロディーはゆったりと歌わなければならない。

練習を始めて最初に悩んだのは、力を抜くということ。特に速い部分は間違えないようにと力がはいってしまう。でも、これはノクターン、心地よくやわらかな優しい音でないといけない。伴奏とメロディー部分を分けて練習し、片手だけでも、美しく歌わせる。

ヴァイオリンで演奏しているものもいくつか聴いた。

次の悩みはトリル。この曲にはたくさんトリルが出てきて、それが生命線のようなものだ。でも、これもまた難しい。力を抜いて軽くと言われるけど、そうすると音がきちんとでなくなってしまう。ずっと悩んでいたとき、目の前が開けたのは「ピアノおじさん」というサイトにあったトリルの技法の説明で「ほとんど鍵盤から指を離さない」という言葉だった。そのとおりに練習していくうちに、かなり思い通りの音が出るようになってきた。ああ、すごい・・・。今まで3ヶ月以上試行錯誤を重ねていたのに・・・。

この曲はまた私にとって「難所」が何箇所もあった。1部と3部に出てくる下降してくる速いパッセージ、静かなトリル、2部の最後の方の左手が極端に速いワルツの部分、そして最後の超人技のパッセージ、最後まで気が抜けないのだ。

録音しながら練習しているのだけれど、発表会まであと1ヶ月頃になるとなんか9月ごろに弾いていたもののほうが、情感がこもっていてよかったんじゃあ・・・と思えてきた。

そういえば、技術ばかりに頭がいって、難所のパッセージを速く弾くこと、トリルを成功させることばかりに気を取られていた。先生も最近あまり褒めてくれない。

「あなたが好きな演奏を選んで、その音をよく聴きなさい。」先生の言葉で、私はどんな演奏をめざしているのか・・・・と、もう一度初心に返った。

アシュケナージの20番はとても基本に忠実という感じで、非のうちどころがなかった。

でも、もうちょっと個性を出した美しい演奏が二つあった。一つはマリア・ジョアン・ピレシュ、もう一つはマリア・ティ-ポ。ずっと毎晩聴いていた。とろけるようなトリル・・・とコメントしていた人がいたけれど、ほんとうにそうだ。こんなふうに弾けたら、この曲のほんとうの美しさを伝えられるのになあ・・・。ああ、技術がない。

落ち込んでいるうちにも、発表会の日が近づいてきた。

「竹林に赤い実‐ヤブコウジ」(kaz)

2012・1・6

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竹林の中にヤブコウジが群生している場所があります。緑の中に、赤のポチ
ポチとした実がなっている姿は可愛いものです。北側斜面に自生していると
ころをみると日陰が好きなようです。

ちょうど元日付けの地元紙「河北新報」に「松竹梅の他に新年を飾る植物
として無くてはならないセンリョウとヤブコウジ。常緑の葉に映える赤い
実の縁起物というだけでなく、冬を演出する植物としても人気が高い」と
いう見出しでヤブコウジが紹介されていました。

以下は一部引用です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「新年に鉢植えの彩りを」

日本全国、中国、朝鮮半島、台湾の暖帯の林床に自生する、ヤブコウジ科
のほふく性の常緑低木です。万葉集ではヤマタチバナの名前で詠まれてい
るように、古くから身近な植物としてして親しまれてきました。

「コウジ」も「タチバナ」もミカン類を意味しているので、常緑の葉と夏
に白い花を咲かせ、実がなることが名前の由来になっています。

丈夫なので植栽の下草のほか、ビルの陰、建物の北側に面した庭やスペー
スなど、日当たりの悪い場所でのグランドカバーに適しています。

赤い実が付くことから、むしろ欧米で人気があります。そのため和風庭園
だけでなく、クリスマスローズ、ふ入りヤブランなどと植えると日陰の植
え込みが、洒落た洋風な雰囲気になります。

(以下鉢植えする場合の用土、注意点など)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

赤い実が付く植物は欧米で人気があるとは知りませんでした。緑に赤の組
み合わせは確かにクリスマスカラーでもありますね。

紹介されていたヤブコウジとクリスマスローズとふ入りヤブランは思いも
よらない組み合わせでした。それぞれ半日陰が好きだし丈夫な植物達同士
ですからきっと相性も良いのでしょう。

お天気に恵まれた元日は初日の出も拝めましたし竹林には「新春」の明る
い日差しが差し込んでいました。

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おせち批評家(Non)

2012・1・4

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 孫が生まれてから、1月1日には家族集合写真を撮るのが恒例になり、今年は10枚目になった。誰も病気で欠けることなく、無事に揃って写せたことは、とてもありがたいことと、感謝している。1昨年、女の子の孫も生まれ、写真は8人になった。

 夫は一人で東京に出てきて、やがて、私が加わり、息子たちが加わり、嫁や孫に恵まれて今、8人となったと、感慨深げに写真を見ている。

 お料理は、ずっと万年丈夫な私が、作り続け、たいしたものは、できないが、一応「お節料理」ということになっている。煮しめ、昆布巻き、たづくり、数の子、黒豆、えび、ブリ、お刺身、伊達巻、きんとん、紅白なます・・・など縁起のいいものは、一応用意する。

 しかし、毎年作りすぎて、そのおせちを3日、4日と食べ続けなければならない。もったいないので棄てることはできず、みんな「ああ、またか・・・」となってしまうのだ。

 「今年はもう、おせちは少なめにしろ。」と言われ、足りないときは、すぐ作れるようにと材料だけ、冷凍庫に仕込んでおくことにした。それでも8人なので、30,31日は料理にかかりっきり。お煮しめは大きな鍋いっぱい、昆布巻き、たづくり、えび、黒豆、なます、伊達巻、牛肉の生姜煮、お刺身、それに今年はいただいたあわび、ほたて、いくらもあり、私としては、いつもと同じになってしまった・・・と思っていた。

 写真を撮り終わり、乾杯!がすむと、開口一番、孫が「なんか、今年は少ない気がする     ・・」と言った。長男が「そうかな、Yちゃんが大きくなったからそう感じるんだよ。     いつもと同じだよ。」と言っている。でも、私は内心、孫の指摘は鋭い!と思った。

Y君は1歳半のお正月、黒豆がとても気にいって、ママが「ほかのものも食べようね。」と言っても、黒豆ばかり指差してせがんでいた。丹波篠山の大きな黒豆に変えた年だったので

「ふう・・・ん。すごい!」と敏感な舌に驚いたのだった。以来黒豆だけは、最高級品を買ってしまう。(笑)今年も丹波のLを買ったのだが、今年は生活クラブで注文したので袋のレシピがいつものと違っていた。作り方は同じなのだが砂糖の量が少し違い、私も

「ちょっと多いかな・・・」と思いつつ作ってしまっていた。孫がまた言った。

「今年の黒豆、あまーーーいんだもの。」きゃあ!またこれは真実だ。

「これ、食べて見る?」孫は「あわび」というものを食べるのは、初めてらしい。私の子どもの頃はあわびなど、日常的な食材だった。よく炭火で焼き、おしょうゆをたらして食べていた。「わあ・・・かてえ・・・(固い)」しばらくすると「でもよく噛むとうまいよ。」ふふ、おもしろい。あわび初体験。細かく切ったものは、中華で食べたかもしれないけれど、あわびの姿をしているものは初めてだったのだろう。

そしておなか一杯になったころ、お雑煮になって、「ぼくも、パパと同じ、おもち二つ!」と注文した。さて、最後のほうになるともう入らない。

「無理してみんな食べなくてもいいよ。」とみんなが言ったけれど、「うん、でもこのおつゆおいしいんだもん。食べる・・・」さすが・・そう、このお雑煮の出しは昆布と鰹節をいつもの2倍ほど入れてとったものだった。

 すごいおせち批評家がいるので、来年もやっぱりがんばり続けなくっちゃ。

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「賑々しくお正月」(kaz)

2012・1・2

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新しい年、平成24年が始まりました。先ほど関東・東北地方で元旦そうそ
う初地震に見舞われ、お正月と言えど大自然は変わらない運動を続けてい
るようですね。

地震や災害は、地球ひいては宇宙の一つの営みであり、私たちの受けた命
もまた同じ宇宙の営みの一つ。どちらの生みの親も同じであるということ
を改めて感じています。

生を受けたことには素直に喜び感謝し、そしてできれば今年一年平穏に過
ごせるようにと願うばかりです。

お正月は神棚を整え神様に一年の家内安全、五穀豊穣を祈ります。大晦日
の夜から正月3が日の朝と晩、七草の朝、14日晩、15日小正月の朝と晩、神
前にお膳をお供えします。(気が抜けませんが最近はこのような生活もい
いかも・・・と思うようにもなってきました。)

この時期は神道優位になります。仏壇には仏壇用のしつらえをします。元
旦から小正月まで仏壇の扉を閉じて神様にのみ拝礼する地域もあります。
小正月が過ぎた1月16日はお墓参りをします。

お正月らしく年に一度の生け花をしました。竹にお花を生けてみました
が、漆喰の白い壁に青が際立っていいものですね。

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新しい年、いい年になりますように!

2012・1・1

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新年、おめでとうございます。

今年もマイペースですが、がんばります。

どうぞ よろしく お願いいたします。

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一年をかえりみて(Non)

2011・12・30

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いよいよ2011年も終わろうとしています。

この一年、日本中がたいへんな年になり、まだまだ未決のことばかり、多くの方が不安の中で、2012年を迎えることになるでしょう。でも、阪神大震災をもろに体験した母が、あのときを境に神戸の人は、見ず知らずでもあいさつをしたり、近所同士のお付き合いが深まったと話していました。被災された人たちが悲しみの底から立ち上がろうと必死にがんばっておられる姿、また多くの方が支援の手を差し伸べ、現地に行けなくても、自分なりのできることを続けている姿に、励まされます。今年一年を表現する漢字が「絆」だったことにほっとしたのは、私だけではないと思います。みんなが現代社会で薄くなっている「絆」を切望しているとも言えるかもしれません。

 私個人にとっても、今年はいろいろ悲しいことが多くありました。大切な友の死、また大切な友の伴侶の死、そして身内の発病・・・気持ちが暗く体調もおかしくなりそうな時期がありましたが、それでも、食べて、寝て、家事をこなして・・・と日常生活が送れてきたのですから私はまだまだ幸せなのだと、今、気づいています。

 もっと、もっとたいへんな思いをしている人がたくさんおられるのだと思いなおし、元気でいかなくっちゃ!と。

 このブログも被災された宮城のkazさんがいちはやく立ち直ってがんばってくださり、ここまでくることができました。

人間をたたきのめすのも自然、そしてまた傷んだ心を癒してくれるのも自然・・・。けやき林や杜の息吹に恐れ、かつ感謝しつつ、元気に生きていこうと話しています。

来年も、またよろしくお願いいたします。

 

「師走の山仕事 その2」(kaz)

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2011・12・28


足元にお茶の花が咲いていました。10月下旬頃に咲く花なのですがこのお
茶の木にはまだつぼみがいくつかついています。

チェーンソーで切り倒し、どんどん整理をすすめていきます。

整理していくと少しづつ地形が現れてきて、「あーここは小道だったんだ
ね。」「これから先は平な部分がひろがっているのねー。」と面白くてた
まらなくなってきます。

夫が竹を利用して初めて門松を作ってみました。ちょっと下の部分が細身
門松になりましたが、新年を迎える雰囲気がぐっと盛り上がってきます。
門松は松竹梅の素材で作るとのこと、松は庭の松の木の枝を利用、梅の代
わりには南天を挿してみました。うーん、いつお正月が来てもいい感じ
~。

(こんなことばかりしているので大掃除がまだ全然できていませんけ
ど・・・寒いのに汗)

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「師走の山仕事 その1」(kaz)

2011.12.24

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気温が高い時期は草刈りなどの作業に追われてとても忙しいのですが、師
走ともなると農作業は一段落。寒いのはあまり好きではないのですが、四
季の中で一番自由に時間を使える季節なのでそれはそれで嬉しいのです。

まだ荒れたままになっている竹林の手入れもこの自由な季節を利用して夫
が中心になって進めていきます。竹に囲まれているせいか、思ったほどの
外気の寒さも感じません。何よりも体を動かすので体の中から温かくなっ
てきます。

竹林の入り口に藪椿が一輪、まるで歓迎してくれているようです。奥に
入っていくと、雑木、アオキ、椿、藤の蔓、古い竹、新しい竹・・・大変
な状態です。

竹林の中でアジサイが自然にドライになったものや赤い実などを持ち帰り
リースのようなものを作ってみました。クリスマスには真ん中にキャンド
ルをたててみましょう。

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赤い実(Non)

2011・12・21

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すっかり冷たくなった空気・・・

でも、晴れた日の空は透き通っていて気持ちがいい。

そして、花は少なくなってきたけれど、今、あちこちで赤い実が

輝き始めた。

前にフラワーアレンジメントをいただいたオアシスに、赤い実とアイビーを

飾ってみたら、「うん、いける!」

玄関が長持ちしそうだけれど、あまり見る人がいない。居間では暖かくて長持ち

しそうにない。そうだ、やっぱり、私が一日のうち、長い時間立っているキッチンだ。

またまたキッチンフラワー?に。元気が出る「赤」だ。

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«やっぱり紅葉は京都(Non)

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