究極の手仕事(Non)
2012・1・30
kazさんの知り合いの「海・山ネット」を立ち上げた方は「手仕事で経済復興」を目指し、がんばっておられる。現代はもう身の回りのあらゆるものが、工場や他人様の手でつくられたもので、自分自身の手で作り出したものなど生活の中でほとんど見られなくなっている。だから、手仕事がお金につながる・・・という考えは私の中にはなかった。もっとも
生来の不器用で、編み物を始めてもすぐ肩がこるというのだからいたしかたない。
そんな私が近所の方に誘われて「国際キルトフェスティバル」に出かけた。以前にもどこかのギャラリーで見たことがあったが、ほお・・・・と感心するだけで、私とは関係のない世界だと決め付けていた。
今年のキルト展のテーマは「キルトでつなぐ心の絆」~東日本震災からの復興・再生を願って~だった。東京ドームの会場いっぱいに素晴らしい作品が展示されていた。タペストリーはまるで一枚の絵画を見ているようで色彩、デザイン、質感・・・など考え抜かれた芸術作品だ。一つ一つの作品のテーマも「絆」「未来」「希望」「生きる」・・・などなど地球や人類の未来を思う作品が多い。この作品を仕上げるのに8年かかったというものもあって驚いた。
国内外から送られてきた1万個以上のブロックをつなぎ合わせたパートナーシップキルト、東北の方々が仮設住宅の一隅に集まって仕上げられた作品もあった。
この展示を見て私の一番の収穫は、だれかの作品の解説にあった「針を持ち、作品に向かう時の幸せ感・・・充実感・・・」という言葉だった。ひとつの作品に向かう、とほうもない8年の歳月の中で、その人がこの一針、一針に込めた思いがここにつまっているのだという実感が持てた。そうした平凡な日常が存在する幸せ・・・・キルトのルーツは長い冬を過ごす婦人たちの手仕事だ。その手仕事が生み出す生きていることの幸せ感、いや、針仕事だけでなく、すべてが手仕事だった時代が長かったのだ。人の手が生み出すものの心の価値を再認識して会場をあとにした。
そうそう、キルト初挑戦、バッグを作ろうとキットを買ってきた。うちに帰って解説書を読むと、3枚の布からそれぞれ60枚、計180枚の小布を切り、それらを3枚ずつ合わせたピースを60組作る!と書いてあった。きゃあ・・・・やる前にもう、肩がこってきた。いえいえ、そんなことを言っていてはいけない。がんばろう!!



























































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