音楽鑑賞の日々

2020・7・25

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コロナ禍が始まる前は、月の半分以上、何かの集まりに出かけていた。今は、行かなくてはいけない

お医者さん通いも控えてステイホームの毎日だ。

 

「毎日、よく出かけるね。」と言っていた息子が「お母さん、出かけるところなくて困るね。何か始まるといいのに。」

と真っ白なカレンダーを見て言う。

 

でも、先週はコーラスの仲間が辻井伸行さんのCDを10枚も貸してくれたおかげで、

じっくり音楽を楽しむことができた。いつもは何かをしながら聴くことが多かったが、

今回は、コンサートに行ったつもりでステレオの音量をあげてゆっくり集中して聴いた。

 

 モーツアルト、ベートーヴェン、ショパン、リスト、ラヴェル、ドビュッシー、シューマン、

チャイコフスキー、ラフマニノフ、そして辻井さん自作の曲。

 

辻井さんのピアノは、断片的には何度か聴いたことがあったけれど、こんなにまとめて聴くのは初めてだ。

前からなめらかで優しく澄んだきれいな音だと思っていたけれど、激しい曲ではリズムのきれがよく、

力強さもあって、やっぱりすばらしいピアニストなんだなあと、あらためて感心した。

 

 これらのCDにある曲は、他のピアニストの演奏で聴いたことがあるものが多かったけれど、

今度同じ曲を聴いたとき、辻井さんの演奏だと聞き分けられるかも・・・という気がしてきた。

 

一日2枚ずつ聴こうとしたけれど、同じものを何度も聴きたくなったりで、結局110曲

(シューマンのパピヨンも入っていたけれど)を2、3回聴いたと思う。

 

一番印象に残った演奏は、やっぱりラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、ハ短調、

作品18、このCDでは、佐渡裕さん指揮ベルリン・ドイツ交響楽団との演奏だ。

2008年なので、辻井さんがヴァン・クライバーン国際コンクールで優勝する前だ。

奥から響いてくる音、迫力のあるすばらしい演奏。

 

 またこの曲は、クライバーンが1958年にロシアに乗り込んでチャイコフスキー国際コンクールで優勝したときに弾いた曲。

私の好きなピアニスト、リヒテルが審査員でクライバーンに満点の25点をその他のピアニストには0点をつけたという因縁の曲でもある。

 

 もう一つ、ショパンのピアノソナタ第3番、ロ短調、作品58の演奏も素敵・・・。

さらに、ラヴェルの「夜のガスパール」は、ポゴレリッチやアルゲリッチで何度も聴いた曲だったけれど、辻井さんのも、また味わい深い。

 

そして、辻井さん自作の曲が15曲。ヨーロッパの演奏旅行で立ち寄った街の雰囲気や父と歩いた川辺で聞こえた川の音

高尾山の風という曲もあった。テレビで流れていたのか、なんか懐かしいようなメロディ―、優しく癒される曲ばかりだ。

 

 

ながら族の私が、何もせずただ音楽に耳を傾ける毎日・・・・。

ありがとう。Iさん。

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                 (12音などゆうゆうのクライバーンの手)

 

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父がもう一度見たかった風景

2020・7・21

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先日、BSで「鑑真が最後に見た絶景」という番組を見た。(再放送かも?)

それは、鑑真が第5回目の日本への渡航に失敗し、海南島に漂着したあと、陸路で揚州に

帰る途中、桂林にしばらく滞在した時のことのようだ。

 

鑑真はこの回の渡航失敗で日本から来た僧、栄叡と愛弟子の祥彦(しょうげん)を失い、自らも失明してしまった。

 

桂林、漓江の山や川の姿はどんな風に鑑真の心に収められたのだろう。

 

私は桂林の風景を写真でしか見たことがないけれど、日中戦争では兵士として、太平洋戦争ではビジネスマンとして、

数年を中国で暮らした父が、病の床で私に

「もう一度、中国に行ってみたかった。桂林の風景を見たい。」と言った言葉が妙に心に残っている。

 

その時は、単に父が自分が元気に活躍していた時代に戻りたいと言っているのだと思っていたが、

死後、アルバムを整理していたとき、桂林らしい風景の写真が数枚出てきて、

父にとって特別意味のある場所だったのだとあらためて思った。

 

我々のようにヨーロッパやアメリカ、オーストラリアなどに気軽に出かけられる時代と違い、

父にとって中国大陸の風景は、異国の印象的なものだったに違いない。

 

 私ももう訪れる元気はないけれど、人間の想像力で生まれた数々の岩の姿に感動しつつ

漓江を下る旅は感慨深いことだろう。山の姿はかんざしのよう、五指山、月亮山、美女照鏡、

そして北斗七星が水に落ちたようだという北星岩・・・・

鑑真が見た山の姿は今もそのまま・・・・。

 

 昔、唐招提寺の特別公開があったとき、夫が買ってきた「唐招提寺」という分厚い本が本箱の隅にあった。

今まで、ほとんど手に取ることはなかったけれど、ちょっと開いてみよう。

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虫との闘い

2020/7/13

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 子供たちが小さい頃はカブトムシ、クワガタ、蝶、カマキリ、テントウムシなどなんとか触れるくらいまでいったけど、

もともと虫は大嫌い、逃げて回っていた。

 

 庭を花いっぱいにしている友人は、ヨトウ虫、ナメクジなど花を弱らせる虫は摘まみとって、踏み潰すと言っていたので、

それもいやだなあ・・・と思いながら聞いていた。

 

 でも、庭の植物には、次々と虫がやってくる。数年前は、ニシキギにカメムシがたくさんつき、これはスミチオンを

吹きかけて退治した。一昨年は梅の木にタマカタカイガラムシがつき、やすりでそぎ落とした。

自分ながらよくやったと思う。苦手なFigure

 

 

 シソの葉には、バッタがやってくるし、柚子の木には、アオバハゴロモの幼虫がつく。

「今年は姫りんごにたくさん実がついたなあ」と思っていると、突然枝が次々と折れ、見たら大きなカミキリムシがいた!

レモンの葉にはすぐアゲハの幼虫がつき、葉っぱを食い荒らす。またミカンハモグリガがついて葉っぱがやられたこともある。

茂った南天の陰には、ハチが巣をつくることもある。

 

 虫は虫で懸命に自分の生活をしているんだけれど、植物を守るためには、退治しなくちゃならない。

「虫も殺さぬ・・」なんて言ってられないのだ。でも、カマキリの赤ちゃんは退避させる。

 

 虫についてほとんど知識のない私だけれど、ネットで検索できるおかげで、どんな虫なのかとか

有効な対処法がすぐにわかり助かっている。

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災害列島に生きる

2020・7・9

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 九州や岐阜の大雨による被害は、また大変なものとなった。コロナに襲われていても自然は、なんの容赦もない。

今や高齢者となった自分は、こんな状況に見舞われたら、ひとたまりもなく命を落とすだろうと

思いながら濁流の画面を眺める。合掌。

 

 警報は「今までに経験したことのない最大級の・・・」と連呼する。昨年の台風のときも

この言葉に恐怖を感じ、ガラス窓にフィルムや段ボールを張り付けてもらった。

毎年のように襲ってくる災害、今や日本のどこに住んでいれば安全などという場所もないほど、全国的規模だ。

 

 この災害列島に生まれ、今までたいした被害も受けず、生き延びてこられたのは、奇跡かも知れない。

昭和21年12月の南海地震、これは母が怖かったと語ってくれたもので私の記憶には残っていない。

京都は震度4~5。 

 22歳で東京に来て、東南海トラフによる地震が来ると防災頭巾など準備してはらはらして過ごしてきたが、

勤めている間は、大きな地震は起きなくてほっとした。

 そして東日本震災、このあたりは、震度5弱くらいだったが、何度も揺れが襲ってきてひやひやした。

東北の人たちはどんなに怖かっただろう。

 

 日常、人間に死は必ず訪れる・・・と覚悟はしているものの、問題は死に方。

濁流にのまれるのも嫌だし、建物の下敷きになるのも嫌。

 

 石原慎太郎氏と曽野綾子氏の対談集「死という最後の未来」は10万部も売れているという話だが

最後の未来も最初の出発と同じく、自分の力では選択できないというのが真実だ。

 

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non stop day

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2020/7/2

 

 

何か作り始めたら、私の一日は、休みなし。

朝食が終わったらさっと片づけて、取り掛かる。

先ずは、先日買ってきたリバティの布でワンピース、そしてボレロ。

あまり神経を使わない部分に入ったら、テレビをつけたり、音楽を聴きながら進める。

 

先週あたりまで、体調が悪かったので、今年の孫のサイズをしっかり測れていないので

ちょっと不安。でもアバウトな私はどんどんやってしまう。昼食抜きのこともある。おいしいカステラや

クッキーと紅茶をすすりながら仕事を進める。こうして没頭してできるのは、とても幸せだなあと感謝しながら。

 

裁縫は、大嫌いだった。いつか書いたかも知れないけれど中学生の時の実習の成績は、いつも悪かった。

要するに不器用というやつだ。今、上達したわけではない。

でも、孫が作ったものを喜んで着てくれるので、嬉しくて次々作りたくなる。

 

ワンピースが完成したので、持っていったら、注文がはいった。

おととし作ったチュニックが涼しいので、同じ型のを作ってほしいという。

捨てようと思って資源ごみ用の紙袋に捨てていた型紙を拾い出してありあわせの布で2着。間に合ってよかったあ。

 

 

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やっぱり、腰の切り替えが少し低い・・・・・。

緑の季節

2020.6.26

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今年はどこにも出かける予定がなかったので、5月はじめから伸びてきた木々の剪定を少しずつしている。

金木犀、ジューンベリ―、ハナミズキ、梅、ゆずり葉、イスノキ、シャリンバイ・・・3,4月でグングン伸びてきた。

 

高いところに登らないといけない松の木と、とげのある柚子の木は息子がやってくれたけれど、あとはぼつぼつ時間を

かけてやっている。高枝切狭を使いながらやるので、結構たいへん、肩がこるし、手首も痛くなる。

 

夫が元気なころはほとんど一人でやっていて、頃合いを見計らって冷たいお茶やコーヒーを出し、片付けの時、

ちょっと手伝えばよかった。たいへんだったと今になって思うけれど、庭がすっきりすると気分がよくなり、

それなりに楽しくやっていたのだと思う。

 

地域の友人に園芸に熱中している人がいて、花の種をいただく。

でも、うちの庭は木が多すぎて花を植える場所がなく、鉢植えで少し育てるだけ。

 

「わ、忘れてた!」と慌てて蒔いたポピーとネモフィラは、秋蒔きの種で友人に言ったら

笑われた。でも、ネモフィラもポピーも大急ぎで芽を出し、花(ポピーはまだつぼみ)をつけてくれた。

ハイビスカスの原種だけは、春蒔きの種だったので、セーフ!元気よく育っている。

 

今年は梅の木に、大きな実がついて、本当は熟してから採れば、色のいいジャムが出来るのだけれど、

一斉に熟すわけではなくぽつぽつおちてくるので、青いまま採ってジャムにした。ごちそうさま。

 

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咲いた!!

鮮やかな色

2020・6・17

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私はどちらかといえば、パステルカラーのような淡い色が好きで、孫の洋服にも

ピンクやブルー、クリーム色などを選ぶことが多かった。

 

今年も2か月ぶりに開店したデパートに行ったとき、真っ先に手芸店に直行した。

いい感じの生地があった。ベージュと水色のソリッドなレース地で麻と綿の混紡、とても

上品できっと似合うだろうと考えた。

 

ところが、リバティーの布地をいろいろ見ているうちに、ぐっと惹きつけられる布があった。

いつもなら私の眼には留まらない鮮やかなグリーンと赤と紫などの強烈な印象の布・・・

模様を見ると誰か思い出せないけれど西洋の画家が丁寧に描いた絵画のようだ。

 

 さっきまでいいなあと思っていたベージュと水色はなんだかおとなしすぎてぼやけてしまう

ように思えてきた。決めた!これにしよう!

 

ちょっと派手な布なので上半身は白のレース糸で編むことにした。

さて、どんな感じになるのか?似合うのか? わからないけど。

 

 この布を買ってしばらくして庭の花を見ると・・・今年は水色の勿忘草、黄色のジュリアン、

ピンクのサクラソウのあと、ガザニア、花キリン、そしていつものバラも鮮やかな花を咲かせていたのだ。

そのせいなのかなあ・・・。自分でもびっくりしたこの選択。

 

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「嵐が丘にかえる」

 

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2020/6/12

エミリー・ブロンテの「嵐が丘」には、続編がある。

「嵐が丘にかえる」というタイトルで私は上巻しか持っていないが、ハードカバー256ページで

著者はアンナ・レストレンジというイギリスの女流作家、訳者は倉橋由美子さんである。(1977年・三笠書房)

 

 エミリーの「嵐が丘」は高校生のときに読み、その後30代、40代にも再読、私の中では、印象に残っていて、

一度はその舞台となったハワースのムーアを見てみたいとずっと思っていた。

 

 その頃、この本を見つけた。今でもよく覚えているが、以前住んでいた西武池袋線ひばりが丘の駅前にあった本屋さん、

夕方仕事帰りに立ち寄って目が合った。

 

 大喜びで買って帰ったのだが、はじめの数ページを読んで、なんとなく読む気がうせてしまった。

私の中にある原作のイメージがきっと壊される。そんな気がして、かといって本は捨てずに本箱の片隅にずっと置いていた。

 

 引っ越してきて、本の大部分を処分したので、きっとこの本も捨てたと思っていたのに、

なんと最後に生き残った本箱の隅に残っていたのだ。

 

 今、読まないともう読まないだろう。がっかりしても別物なのだからと今は思える。

さて、読み始めると・・・・6,7時間で一気に読んでしまった。

 

 物語は原作でスラッシュクロス・グレンジを借りたロックウッド氏の息子トムに原作での語り手

ネリー・ディーンの姪のアグネスが今もはっきりと覚えている話を語るという形。

 

 「嵐が丘」の最後はヘアトン・ア―ンショーとキャサリン・リントンの幸せを暗示する場面で終わっている。

続編は、その二人が結婚し、可愛い子供たちが生まれるが、母親キャサリンの遺伝子を引き継ぐ

キャサリン・リントンは、荒野を愛する自由な魂を求めて嵐が丘に住み着くことになった婦人の息子ジャック・イビッツン

(実はヒースクリフの息子)と恋に落ちる。

 

 アンナ・レストレンジはヨークシャー地方の近くで育ち、この続編を書くにあたって荒野をくまなく歩きまわったそうだが、

確かにこのあたりの自然描写は原作にそれほどひけをとらないと思えた。

しかし決定的なダメージは、人物のキャラクターがなんだかまとまりを欠いている。

読み手は人物の行動と会話からその人物像を作っていくが、「え?この人物がこういうこと、いうの?」

と首を傾げたり、「いったい、この人はどういう人?」とそれまで作ってきた人物像をくずされたりするようなところが多々あった。

原作と照合するために紐づけて解説風な会話が多かったのも気になった。

 

私が読んでいたのは、昔の阿部知二さんの訳だったと思うが、今、岩波文庫の河島弘美さんの訳がいい

という評判なので、また読み直そうと思っている。

 

ま、いずれにしても名作と言われ、150年以上世界の人々に読み継がれてきた作品の続編を書くというのは、難しいことだ。

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ムーアを彷徨う

2020/6/5

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ここ、しばらくイングランド ヨークシャーの原野を彷徨っていました。

原野の風景が見える道にでると、もう時間の経つのを忘れ、地図とにらめっこしながら

ぐるぐると徘徊し、気づいたら3時間くらいは過ぎています。ヨークシャーを抜け、スコットランドの近くまで

彷徨って行くこともあります。もちろんオンラインです。(笑)

 

私があの日、不思議な力に導かれ、感動に打ち震えながら雨上がりのヒースの丘を空に向かって駆け上がったのは、

このあたりだったのではないか・・・とアルバムの写真とGoogle

Mapの写真を照合してみるけれど、なかなかぴったりの道にはいれません。

 

ここに来たわけは、私のブログ2007年3月に書いた記事「エミリー・ブロンテの詩」を覗いてくださる方が

多いのですが、そこからリンクしていた私のHPも消去してしまい、

またエミリーの詩をたくさん載せてくださっていた方のHPもなくなってしまい、

さぞがっかりされているだろうと、エミリーの詩を紹介しているサイトを探していました。

 

でも、なかなかいいのが見つからず、やっと見つけたのが京都大学の学術情報リポジトリというサイトで

奥村透氏が書かれていた「エミリー・ブロンテの詩の世界」という論文でした。字が小さく、縦書きなので、

読みにくいのですが、中身はおもしろいし、エミリーの原詩もかなり載っています。

 

ここでは、「詩を通してエミリーの内面にせまる」という設定。

  • ハワースの自然は彼女にとって単なる背景ではなく、彼女の存在そのもの

For the moors, for the moors

     Where the short grass like velvet beneath us should lie!   の詩

 

荒れ狂う風が 冷たく吹き

巨木はしわり  雪にたわむ 冬の原野の荒涼とした自然  

でも、ほんの短い間訪れる 鳥の歌う明るい春、夏の原野

 

自然が人間を包む、自然と共感する、自然の中に神を感じる(汎神論的)

(超自然的な力の存在、大地の中に究極のなぐさめがある。)

そんなハワースの自然をエミリーはこよなく愛し、そこ以外では生きられなかった。

 

  • 夜を愛し、独りを好んだエミリー

ハワースの暗い牧師館に生きる現実を忘れ、どこまでも夢を追いかけ空想の世界に遊ぶ歓び、自由を愛した。

 

  • ストイシズム

もちろん、ここには あの詩が引用されている。

Riches  I hold in light esteem

 And Love I laugh to scorn

    (老いたるストアの徒)

 

  • 想像力、Imaginationこそエミリーの慰め手

死によるeternityはむしろ楽しい安息

 

https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/135100/1/ebk00036_030.pdf

 

 

この論に目新しい発見、気づきはなかったけれど、次の詩が心に迫ってきました。

エミリーは30歳でこの世を去ったけれど、80年生きた人と同じかそれ以上の人生を生きていたのだ・・・。

 

 

休息の地ははるか遠い。 

間には千マイルの距離がのぴている 

 

嵐の荒れ狂う多くの山の峯が、 

緑のない多くの砂漠が。 

旅人は消耗し疲れ果てている。 

彼の心は暗く彼の目はかすむ。 

希望も慰さめる人もなく、 

よろめき、弱り、死にそうだ。 

 

しばしば彼は無情な空に目をやる。 

しばしば彼は陰うつな道を見やる。 

しばしば彼は横になり、 

人生の大儀な重荷を投げだしたいと願う。 

 

しかし欺きの人よ、気を失うなかれ。 

汝の日のあたらぬ旅が始まってより 

何リーグもの道を後にして来たのだ。 

だから苦しみに甘んじて行き続けよ。 

 

もしまだ汝が絶望を克服し、 

胸の中の噴きを静めれば、 

汝は最後の目的地へ達するであろう 

汝は休息の地を勝ちうるだろう。 

 

 

 エミリーたちの生きた時代はヨークシャーの厳しい自然の中、暖房施設もなく、水の不備で

結核や疫痢が人々を襲い、41%の子供たちが6歳以上生き延びることができなかったらしいです。

エミリーの姉たち(マリア・エリザベス)も10歳そこそこでで亡くなっています。

そんな不安いっぱいの孤独な日常生活で、エミリーがムーアを彷徨いながら、想像力をたくましくしていったのは、うなづけます。

 

今のハワースは、もちろん150年以上前の情景を思い起こせる風景も残っていますが、

少しずつ開発の波が押し寄せています。2015年の地図にはなかった小さな集合住宅が

ヒースクリフという名前で完成していました。ブロンテ牧師館の裏手のあたりです。

 

 

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 「拡大地図を表示」をクリックするとはいれます。 ↓

例えば、Bronte Parsonsge などを検索に入れ、そこから

ストリートビューを見つけ、ウエスト レーンなどの道路に出るとドライブ可。

 

 

 

 

 

 

興味のある数字

2020・5・28

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(bingによるドイツの写真より)

 

前にパンデミック後の世界の対談でイスラエルのノア・ハラリ氏が「感染者数や人工呼吸器の数

ばかり数えているんじゃなく、政治状況に目を向けるよう言われていたが、私にはとても興味

のある数字がある。それは、新型コロナ感染による「致死率」だ。 

 

もう10年以上前になるが、黄斑上膜という病気になったことがある。硝子体の膜が黄斑の近くに

張り付いて視力が低下してしまうという病気で手術以外に治療法はなく、やっと決心して手術を

受けることになった。事前説明のとき、手術による感染症発生のリスクを告げられた。 

「3%~5%くらいの確率です。大丈夫ですよ!」 

でも、私はその確率の中に入った! 

 

連日の苦しい抗生物質投与で、幸い回復することができたが、5%くらいでも入ってしまうことが

あるんだと実感した。それで私は各国の「致死率」とその数字が何を 

現わしているのかにとても関心がある。 

 

山中先生のHPの「解決すべき課題」の中に 

「フアクターXを探せ!」と題して次のような文章が載せられている。 

 

日本の対策は世界の中でも緩い方に分類されます。しかし、感染者の

広がりは世界の中でも遅いと思います。何故でしょうか?? たまたま

スピードが遅いだけで、これから急速に感染が増大するのでしょうか?

それとも、これまで感染拡大が遅かったのは、何か理由があるのでしょうか?

私は、何か理由があるはずと仮説し、それをファクターXと呼んでいます。

ファクターXを明らかにできれば、今後の対策戦略に活かすことが出来るはずです。 


ファクターXの候補
 


・感染拡大の徹底的なクラスター対応の効果 
・マスク着用や毎日の入浴などの高い衛生意識 
・ハグや握手、大声での会話などが少ない生活文化 
・日本人の遺伝的要因 
・BCG接種など、何らかの公衆衛生政策の影響 
・2020年1月までの、何らかのウイルス感染の影響 
・ウイルスの遺伝子変異の影響 

などが考えられます。遺伝的要因については、私たちもiPS細胞を使った研究を開始しています。

しかしファクターXの実態が明らかになるまでには時間がかかります。今後、社会活動の制限を

最小限に抑えるためには、実態不明のファクターXに頼ることなく、医療体制の整備と共に、

検査体制、感染者の同定と隔離体制をしっかり整えることが重要です。

遺伝的要因、BCG接種、過去のウイルス感染や、遺伝子変異の影響等については、

わからないけれど、日本人の衛生習慣や生活文化についてはうなづけるものがある

でも・・・まだまだ不安・・・・。 

 

世界のいくつかの国の致死率をみると、 

アメリカ   5、88% 

ブラジル   6,27 

ロシア    1,05 

イギリス  13,93 

スペイン  11.48 

イタリア  14,29 

フランス  15,60 

ドイツ    4,62 

インド    2,88  

カナダ    7,67 

中国     5,51    

イラン    5,38 

サウジ    0.54 

日本     5,07 

          (5月27日時点  米 ジョンズ・ホプキンズ大学の調査) 

 

「ロシアは、多くの人がかかっているけれど、致死率が低いのは??」 

やはり、話題になっていた。 

https://www.afpbb.com/articles/-/3283567

  

 

1, 当局が数字を操作している? 

    死者数の数え方は幾通りかある。感染流行中に死んだ者すべてを数える国、ウイルスが原因だけを

      数える国、ウイルス由来の合併症も数える国・・・ 

 

     そういえば、がん保険に入っていたけど、夫は肺炎を起こし、死因は肺炎で保険は 

     おりなかったと言ってた友人がいた。 

                      

2、高い検査率   600万件   アメリカに次ぐ世界2位 

3、少ない高齢者  65歳以上がイタリア23%、スペイン19% ロシア14,6% 

4、病院の再編成のスピード化   

        29000床 →  14万床 

 

とにかくコロナは、終息したわけではない。 

スペイン風邪のときのように、第2波、第3波が予告されている。 

ファクターXは、何なのだろう????? 

 

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見る人のいない庭

2020・5・25

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新型コロナの影響で、集まりが禁止になってからもうすぐ3か月になる。 

私たちのシニアクラブはもちろん、自治会もカフェもほとんどの行事は中止になって 

しまった。 

 

ラインでつながっている一部の人とは、ときどきやりとりをしているけれど、 

ほかのみんなは元気でいるのかなあ・・・ 

 

 運動がそれほど好きでない私だが、歩かないといけないと散歩に出かける。 

数日前カフェを開いている集会所の庭に立ち寄ってみた。 

 

 バラ好きの人が秋に植えてくれた二本のバラが大きなつぼみをつけていた。 

赤いのが「ダークレディ」ベージュ色(ほんとは白バラらしい)のは、グラミキャスル 

もうすぐ咲きそうだ。 

 

 でも、今、集会所は雨戸が降り、庭には誰もいない。 

みんながいたらさぞ喜ぶだろうけれど・・・・。 

 

「バラが咲きますよ~」 

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夕方、緊急事態宣言が解除された! 

首相の言う通り、力強い一歩になればいいなあ。 

 

News Watch9にチンパンジー研究の第一人者で京大総長の山極寿一先生が 

話をされた。 

「人類はいつも弱みを強みに変えてきた!」 

先生の言葉にはいつも元気が出る。

 

 

A・マルチェッロの「オーボエ協奏曲 ニ短調」

2020/5/18

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時間がたくさんあるので、久しぶりに新しい曲に挑戦しようかな・・・とゆっくりめの曲を

さがしていた。バッハのシンフォニアに気になっている曲があった。BWV797番だ。

 

 これはとっても優しく心の落ち着く曲で、いつ聴いても癒される。でも3声なので私には難しいと

諦めていた。いや、昔4声のプレリュードに挑戦したことがあった。時間をかければできるかもと

スタートし、半分くらいまで弾けるようになった時、突然違う曲が降ってきた。

 

いつもとても弾きたい曲は雷のように落ちてきて私の頭の中に鳴り響く。何気なく見ていたピアノ弾きの人

のブログに紹介されていたマルチェッロの曲をバッハが鍵盤用に編曲したアダージョ。

 

この曲とは30代の頃に出会った。(大昔!)その頃、イ・ムジチ合奏団のレコードを何枚か持っていたが、

その中にハインツ・ホリガ―がオーボエを演奏する「オーボエ協奏曲 ニ短調」がはいっていた。

たしかレコードには、「ベニスの愛」と書かれた帯がかかっていた。

 

寂しそうな曲だなあ・・・と思っていたが、バッハがチェンバロ用に編曲したのをたくさんの現代の

ピアニストが弾いていた。とってもきれいな曲だ・・・・

早速無料ダウンロードできる楽譜を探し、手に入れた。

 

 う、う・・・ん、これはシンフォニアほど難しくない楽譜。でも、ただ楽譜どおりに弾いても、

音楽には聞こえない、表現力が勝負の曲なのだ。

 

 またまたいろんな人が弾いているのを訪ねて回った。右手のトリルやトレモロの入れ方はみんな微妙に

違っていた。左手もグールドなんかはアルペジオ風に弾いている。

 

 とてもきれい・・・・と感動した二つの演奏があった。

一つは、知らないピアニストだけど50代半ばのイスラエルのTzvi Erez

もう一つは、ニューヨークタイムズ紙でアイスランドのグレン・グールドと言われている

30代半ばのピアニスト、ヴィキングル・オラフソン!

 

 なんてきれいなの!!

今は、手芸の材料を片付けてピアノの前に坐っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雑草の花もきれい

 

2020/5/15

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今頃の季節になると毎日、朝から夕方まで夫は庭に出て木を剪定したり、雑草を抜いたりしていた。

私は草や木の後片付けを手伝っていただけ。勝手に切ったり、抜いたりすると Img_4407-2_20200516105501

「ちょいちょい・・」とストップがかかるので。(笑) 

 

 でも、今、花粉症が怖い嫁と私、無風で紫外線が弱そうな時間を見計らって手早く 

目立つ場所の草を抜いたり、鉢植えの花の整理をしたりするだけ。 

 

 芝生も随分貼り換えていないので、すぐ雑草が生えてくる。抜こうとしてよく見ると、

雑草といえどもそれなりに美しい。草抜きを中断してカメラを向ける。 

 

 園芸種は、確かに豪華でその美しさに圧倒されるけれど、雑草もまた違う美しさがある。 

これは、抜かないでしばらく咲かせておこう。 

 

 そんなわけで庭は一向に片付かない。 

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波打ち際で溺れる人

2020・5・10

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(頭の中はクスノキの枝)

 

 

ここ数日、パソコンと格闘している自分は、まさに「ネットの波打ち際で溺れる人」という

感じだあ・・と笑えてくる。

 

 携帯をスマホに替えたのは、4年前、スマホが不具合で困ったという事態には、一度も遭遇しなかった。指の操作に細かく

反応するようなデリケートな機械なのに・・・。

 

 ところがパソコンは、時々不具合を起こす。買ってからまだ1年経ってないのだけれど。

今回は、4,5日前にPCに保存していた写真をスマホに送ろうとしたら、送ることができず

そればかりかOutlookが開けなくなってしまった。

 

 気になったけど、庭木の剪定の手伝いが忙しくそのままにしていたら、夕方突然スマホに今朝送った

写真が入ってきて、PCを開けるとOutlookが治っていた!

 

 よかったあ・・・と思ったのも束の間、今度はドキュメントに保存しているワードがドラグも開くことも

できなくなってしまった。写真ファイルは問題なし。

 

 「マイドキュメントからワードが開けない」で検索して いろんな事例を読んでいると、いくつもの解決策があるようだ。

 

1. セキュリティソフトのアンインストール・再インストール

2. Officeの修復 OR 再インストール

3. アドインを無効にする

4. 保護ビューをはずす

5.ファイル制限機能のチェックをはずす

 

 易しそうな3,4,5からやってみたけど、状態は全く変わらなかった。それではOffice

をアンインストールしようとコントロールパネル→プログラムに行ってみたけど、Officeらしきものは見当たらない。

なんで??????

 

 夜、また気になっていつかサウンドデバイスを誤って削除したとき、PCを数日前の時刻に

戻したら、デバイスが戻ってきて感動したのを思い出し、システムの復元を試みた。

しかし、ドキュメントのワードは開けなかった。

 

 翌日、「そうだ、不具合が生じたのは、もっと前、復元ポイントをもっと前にすれば、いいのかも・・・と

復元ポイントを4月30日まで戻してやってみた。

 ところが、今度は、前より具合が悪くなってしまった。ワードもOutlookも開けなくなってしまった。

 

 いよいよ買ったお店に持ち込むしかないな・・・と思って未練たらしく見て回っていると

このPCではOfficeがアプリのところにあるとわかり(普段全然使っていない場所)そこで

アンインストールと再インストールができた。

 

 マイドキュメントのワードは開けるようになったが、ワードの起動はOfficeを経由しないとできなくなった。

何がどうなっているのか???わからないけれど、特別不便ではないのでしばらくは、このまま使っていくことにした。

 

 ああ・・・くたびれた。パソコンも機械のことが分かって使っているわけではないので、

解説を読んでも理解の限度がある。よく意味の分からないIT用語をスマホで調べながら動くので、

時間がかかる。ただ、以前はノートにメモしていたが、今は写真を撮りながら進めるのは助かる。

 

 毎日、自分に必要なメール、YouTube, ネットニュース、マイドキュメント、ワード

やエクセルぐらいしか使わないので、自分のPCにどんなプログラムが入っているのかも知らなかった。

今回、いやに重たいプログラム(ほとんどがMBなのにGB!)があった。

何だろう?「Learn to speak English」へえ・・こんなのが入っていたんだ。

 

 おもしろそう・・・しばらく遊べる気がする。

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 波打ち際で貝殻を拾ったような感じ。

 

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残り糸・残り布

2020・5・7

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外出自粛になってから、手芸店にも行かなくなった。そうそう、あのマスクのゴム紐を

並んで買った日が最後だ。

 

 何もしないで日々を過ごすのは、もったいない。コロナニュースや国会中継をただじっと見ているのは、もったいない。

(ここ数日は、庭木の剪定のお手伝いに忙しかったけど)

 

 今まで編んだ毛糸の残り糸や残り布で何かつくれないかなあ・・・・と考えてごそごそやっていると、結構糸が溜まっている。

いつも少し余分に買うからだ。

 

 色はバラバラだったけれど、まあまあ合うんじゃない?と思う糸でベストを編み始めた。

家でお風呂上りに着るゆったり目のもの。途中でUSAKOさんに写真を送ったら

「私、その組み合わせ、好きよ」と言ってくれたので、ピッチがあがって完成。

 

 ホビーラホビーレからのメールを見ていたら、ヨーヨーキルトの可愛いバッグやモチーフクロスがあった。

そうだ!孫のワンピースの残り布がいっぱいある。次はこれ!

 

とりあえず、お試しでポーチや去年作った白ブラウスの襟にくっつけてみた。しばらく使ってみて大丈夫だったら

バッグを作ろうと思っている。

イメージは描けてきたけれど、布を買いに行かなくっちゃ。さて?いつになるか?

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