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花いっぱいになあれ 

2009・7・6

Himawari_2 

松谷みよこさんの童話に「花いっぱいになあれ」というのがあった。街の子どもたちが花の種を風船につけて飛ばし、その一つが子ぎつねコンの住む山の野原に落ちてくる。コンは、赤い風船を花だと思い、土に埋めてやる。次の日、風船はくたっとしていて、コンはすっかりしょげてしまう。でも・・・やがて春がきて、たくさんの芽が出て、美しい花をいっぱい咲かせるのだ。なんだかとても素敵なお話・・・・と感激し、よく覚えている。

一緒に地域活動をしているAさんが、昨年、会議で提案された。

「私はこの街を花いっぱいにしたいと思っているんですよ。花の苗を育てて、それをみんなに配るのは、どうですか?」

でも、役員も少なく、これ以上仕事を増やすのはたいへんだなあ・・・とみんなあまり乗り気でなく、その話はうやむやになってしまった。

今年の春、またAさんが、「花の種をまきましょう。」と声をかけ、数人が「じゃあ、お手伝いしましょう。」ということになり、Aさんの家の庭に集まった。まつばぼたん、インパチェンス、ふうせんかずら、紫蘇、ミニひまわり、朝顔などの種を苗床に蒔いた。その様子を見て、一人、二人と人数が増え、たちまちのうち、「園芸部」なるものができあがった。Naedoko1

植物のお世話に詳しい方もいて、花の種は順調に成育し、りっぱな苗になった。

先日、自治会の清掃があり、そこでAさんたちは、苗を並べ、「ご自由にお持ち帰りください。」と立て札を立てた。みんな大喜びで、好きな植物を選び、持ち帰った。私は「ミニひまわり」「まつばぼたん」「ふうせんかずら」をもらって帰った。

Aさんは、「みんな、うれしそうでしたね・・・」と自分が一番嬉しそうに汗をふいておられた。今度は秋に来年の春に咲く花の苗を配る予定。私ももっと手伝わなくては・・・。

Mae Matuba Noazami_2

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