2009・3・26
もうすぐ同窓会だ。数年前からまた関東組が集まるようになり、今回は今まで来ていない人にも呼びかけ、大勢が集まることになった。
先日、幹事さんからのメールに「○○さんも出席されます。」とあった。
わあ・・・○○さんとは、高校卒業以来、一度も会っていない!!懐かしいなあ・・。
彼女と仲良しだったのは、中学1年のクラスでだった。彼女と私、そしてもう一人Aさんの三人は入学後、すぐ意気投合し、行動をともにするようになった。しかし、その頃の私たちは・・・自分たちが一番優秀、自分たちに出来ないことなんて何もない、スポーツも、勉強も・・・とちょっぴり思い上がった3人組だった。毎日のように、放課後も一緒に遊び、たくさんたくさん話をした。
担任は新卒の若い男の先生、クラスは女生徒たちが、二派に分かれ、事あるごとに対立し、いさかいが絶えない。
ある日曜日、ついに先生は困り果て、私を呼び出し「おい、なんとかしてくれよ。」と言われたのだが、「え?私なんかに何もできひん。無理やわ。」と先生をがっかりさせてしまった。その後、このことは、なにかずっと心のしこりになって、今でもたまに夢を見る。
もう一度、あの時代をやり直そうとしている自分が出てくる。しかし、「もっとちゃんとできるはず」の私なのに、何事も成就しない夢なのだ。
彼女の記憶にあの時代はどのような姿で残っているのだろうか。今度会ったら、そっと尋ねてみようかなと思うけど、なんだかちょっと怖い気もする。
*********続編**********
同窓会の当日、初めてということで、紙に大きく旧姓を書いて、駅の改札口で友人と立っていた。
「きっと、わからないでしょうねえ・・・」
もう昔の風貌を維持している人はほとんどいない。(笑)
でも、彼女はちょっと早く到着していて、別の方向から待ち合わせ場所に来て、友人たちと談笑していた。
「こんにちは!」
「え?だれ?」
「ほら、Mですよ!」
「わあ・・・懐かしい・・・」
数分後、私たちはもう昔に戻ってあれこれ、思い出話に花を咲かせた。彼女のえくぼのある口元は昔のままだった。
彼女の記憶に残っていたのは、私とちょっと違った。よく衣笠山に登ったこと。
(そういえば、そうだった・・・私は山の楽しさを自慢するためによく仲良しを山に誘い、楽しい時間を過ごしたのだった。山に入ると私たちは役者のように別人になりきって、会話をかわし、想像の世界で思いっきり遊んだ。そして山から出て道路に一歩足を踏み入れたとき、現実の自分に戻る。ああ、そうだったなあ・・。山登りは最高に楽しい遊びだった。
また私が英語の暗誦大会に出場したとき、彼女ともうひとりの友人も応援にきてくれたのだった。暗誦するのに「Dandelion」の発音がうまくできなくて何ども繰り返し練習したことは、覚えていたけれど、大会当日のことは、あまり記憶にはなかった。応援に来てくれたんだ・・・。ありがとう・・・。あの頃の私、きっと御礼を言ってないわよね・・・。
卓球大会に出たときのことは、二人とも共通に記憶していた。神社の卓球台を大急ぎでとって、必死で練習したこと。だから今も温泉卓球より、ちょっと上級な腕前であること・・・。彼女の記憶はポジティブで、私はなんだかほっとした。あの時代、私たちは怖いもの知らずで、ちょっといばっていたけれど、意地悪ではなく、自分自身に必死で生きていたのだと思えてきた。
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